
風邪をひいてしまったときにお勧めなのが、鼻うがいです。これ癖になりますよ。
東京の西でくもん教室を開いているすずきです。
「中学生以上になって、絵本を読み返すなんてことしないよ。」という声が聞こえてきそうです。
私はおじさんですが、絵本よみました。本屋さんに行って、片っ端から読んでみるのも楽しそう。
みなさんが、次に読むときは、子どもに読み聞かせするときですね。

『てぶくろをかいに』は「くもんのすいせん図書」に選ばれています。
私はくもん教室を始めてから、”くもんのすいせん図書”を知り、そこに紹介されている本を、日々楽しみながら、趣味を超えたライフワークとして読んでいますよ。

面白そうな本がたくさん紹介してあって、ゆうすけが、また勉強しないで本読んじゃうわね。
何と、生前には出版されなかった
『てぶくろをかいに』は、大正生まれの児童文学作家、新美南吉の代表作です。
興味のある人は、『ごんぎつね』のブログも合わせて読んでみてください。
この作品は、日記によれば南吉が20歳のときに書き上げたことになっています。でも、活字になったのは、南吉の没後でした。
今では、南吉の作品の中でも最も有名なものの一つですが、生前は日の目を見なかったのですね。
TVドラマ『熱中時代』と『手ぶくろを買いに』
私はこの本には特別な思い入れがあります。それは、1978年から1979年にかけて日本テレビで放映されたドラマ「熱中時代」で紹介されたからです。
もう45年も前の話しですから、明確な記憶があった訳ではないですが、先日ビデオをみて思い出しました。
Wikipediaによれば、『てぶくろをかいに』は1954年から2011年まで、小学校3年生の国語の教科書の下巻に採用されていたとあります。
ドラマの中で、小3(※)の感想を聞くと本当にドキッとします。
※ドラマは、3年4組のお話しなのです。
子どものアンテナに触れる何か
南吉は、かあさんぎつねに、「にんげんって、ほんとに おそろしいものなんだよ。」と言わせます。
そして最後に、「ほんとうに にんげんは、いいものかしら。ほんとうに にんげんは、いいものかしら」とつぶやかせて、物語は終わります。
さらっと読んでしまうと、印象に残らないかもしれませんが、かあさんぎつねは最後まで、人間に対して警戒していました。
これは、二十歳の南吉の思いがそのまま反映されているような気がしてなりません。
南吉の作品が今でも読み継がれているのは、何気ないセリフの中に、子どものアンテナにピッと触れる何かを忍ばせているからだと思います。
それは哀しみかもしれません。切なさかもしれません。心の痛みかもしれません。
そんな気持ちを味わうからこそ、喜びやうれしさを、人一倍感じることができるのではないでしょうか。

保護者さまへ
『ごんぎつね』が長文になりましたので、こちらは、すべて上に書きました。
絵本は本当にたくさん出ています。気に入った本を買うのがいいと思います。
当ブログは、公文式教室を開設していた元指導者が、個人として執筆・運営しているものであり、株式会社公文教育研究会およびそのグループ会社(本部)とは一切関係ありません。


